ジャックさん今までありがとう。

こんばんは。

二月十一日の朝、実家の犬が亡くなりました。
ジャックさんです。
17歳くらいなので、大往生です。

私が大学生の時に、両親が遊びに行った渡良瀬遊水地にある売店で、引き取り手を探していた子犬をもらってきました。
トラウマになってもおかしくないくらい、犬には痛い目を見せられていたのに、私は犬が大好きです。
なので、名前も私が付けました。
さすがに『ゼロ』はまんますぎるし、名前っぽくないのでジャックにしました。
単純に男の子という意味もありますし。

ジャックさんは雑種で子犬の頃は耳の先が少し垂れていたので、洋犬がベースだと思われていました。
しかし、成長するにつれシルエットは和犬になり、やや大きくて白っぽい柴犬のような仕上がりに。
可愛くて賢くてちょっと弱虫な良い子に育ちました。

ある時はカマキリと対峙した末に鼻をひっかかれて悲鳴を上げ、庭先に現れた猫に怯え、餌を盗みに来た鳥を眺める。
人がものを食べていると欲しがるくせに、実際に上げるとすぐに吐き出して『これじゃない、それをくれ』と訴える。
自分で小屋のベッドメイクができるのに、全部外に出してぷるぷる震えて甘える高等テクニックを発揮して、空ぶったら大人しく元に戻す。
下手な遠吠えを響かせるけど、普段は滅多にほえない。
缶詰のご飯の翌日はドライフードに砂をかけてストライキの意思を表現する。
「おすわり」と言われると、座ると同時にお手とおかわりもセットでしちゃう。
人の匂いをかいだ後にくしゃみをして、楽しそうに「ハッ」と息を吐く。
散歩中に綱を放すと、不安になって近づいてくる。
そんな犬でした。

家族になってしばらく経ったある日、家族でバーベキューをしに行った河川敷でジャックさんがいなくなりました。
散々探して一週間が経ち、もう諦めていた時に向かいの空き地に犬が現れました。
ちょっとワイルドになったジャックさんでした。
最初は遠巻きでしたが、しゃがんで呼ぶと駆け寄ってきて、再会を果たすことができました。
車でも40分かかるところからよく無事で帰って来たと、心から喜びました。

その後も、大きなけがや病気をすることもなく、自然に歳をとっていきました。
足腰が弱り、心臓が弱り、それでも散歩は好きだし、ご飯はしっかり食べていました。
抵抗力が下がってアレルギーがひどくなり、首輪を外して柵のついた庭で隠居生活をして、痴呆症になって。

二月十一日の朝母がご飯をあげて、次にシャンプーをしに行った時には、息を引き取っていたそうです。
苦しむことなく逝けて、よかったと思います。

社会人になってからは一緒に暮らしていなかったので、両親の犬という見方をしていました。
だから、最初に亡くなったことをメールで知らされても、泣いたりはしませんでした。

でも、お寺で簡単なお別れをしている時に、自分の目から静かに涙がこぼれて、あふれました。

ジャックさん、今までありがとうございました。
あなたと暮らすことができて、私たちは本当に幸せでした。
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ジャックくんの名前はナイトメアからきてるのかな?17歳で穏やかな最期だったみたいですね。それでもさみしいけど、愛犬の最後はジャックくんのようであって欲しいと思います。
私もよその犬に足を噛まれたり、引きずられて手が血だらけになったりしたけど犬が好きなんです(´ω`)ナゼカシラ
どうしても寿命が私たちより短いので先にいってしまうのは分かっているけど、さみしいですね。

Re: kyonさん

そうなのです、ジャックは偉大なるパンプキンキングから名前をもらいました!
人より長生きする動物は、自分が先に逝くことを考えたら飼えませんからね…。
オウムとか…。
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