ガネーシャの集団面接

「次のグループの方、お入りください」

今日はガネーシャカレーニューヨーク支社での採用試験日だ。
久々の社長面接なので、ガネーシャは上機嫌だった。世界規模で行われる採用試験は基本的に人事部と各部署のトップが面接を行うが、年に一度だけ社長であるガネーシャが直接面接をすることになっている。

「ここでは新製品のプロジェクトチームの募集だったな」
手元の資料をめくりながら、これまでに面接をしてきた入社希望者のことを思い浮かべていた。
(いずれも輝かしい才能と閃きを感じさせる人たちだった。この調子ならチームを二つは作れるかもしれないな)

「「「「「失礼します」」」」」

「はい、では順番に自己紹介を…」
書類を見ていた顔を上げたガネーシャの言葉が消える。



(これは…、働きすぎかな)

「「「「「よろしくお願いします!」」」」」
(私の完璧な頭脳によって導かれた、絶対採用プランを見るがいい!)



私は天才レックス・ルーサー。
研究費用を確保すべく大企業ガネーシャカレーへ就職し、ゆくゆくはなんらかの役職に付き、いつかは取締役になろうと思っている。今回は面接を必ず成功させるために、自分のクローンを大量生産し誰が採用されても入れ替わって入社できるように準備してきた。


「……以上です!」
「はい、では結果は後日お伝えしますので、お帰りください」

「次のグループの方、お入りください」



「…………………………………」
「「「「「よろしくお願いします!」」」」」

「失礼する」


「大国さん、今は面接中ですよ」
明らかに面接中だと分かる部屋に堂々と入ってきたオオクニヌシに、なぜかガネーシャは救われたような気がした。
「呼ばれたから来たのだが」
「ああ、先日の旅費申請の件ですね。
宣伝をするのは良いのですが、いきなりフランスに行くのは…」
資料の裏側にあみだクジを書きながらガネーシャがオオクニヌシに言うと、自己アピールの終わったグループを人事担当者が部屋から出して、次のグループを呼ぶ。
「仕方ないだろう、うちの猫がな…」
「猫…?」
誰でも変わらないと判断したガネーシャは、あみだクジで採用者を決め始めた。見た目も経歴も同じだが、優秀な人材であることは間違いないからだ。







「それでは、本日の全ての面接を終わります」

👳👤👳👤👳👤👳👤👳👤👳👤👳👤👳👤👳

おそ松風にしようと思ったけど、踏みとどまりました。
『おそルサさん』
『暴れる十四ルサ』

みたいな。
さすがにねー。

という訳で、ガネーシャスキルマ報告でした!
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

おフランス編クル━(゚∀゚)━!?

???「ガネーシャ、あなた疲れてるのよ」

そこまでして入りたいくらいにガネーシャカレーは大企業なのか(ノ∀`)

せっかくなのでプラス付きのやつを推しておきます

(´-`).。oO(二十松ならぬ二十ルサ・・・怖っ)

Re: おフランス編クル━(゚∀゚)━!?

もふさんに見付かった!(計算通り)
これでも仕事中にずっと考えているのですよ(仕事してるよ?)
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR