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新和神レンジャー参上!

「ウズメレッド!」
「ウミヤマブルー!」
「イザナギイエロー!」
「クシナダグリーン!」
「大國パープル!」


「「「「「我ら、新和神レンジャー!!!」」」」」
どごぉぉぉーーーーーん!!

「完璧だ!」




 三か月前、ガネーシャカレー夏の役員会議。
 初日の決算報告会、二日目の人事考査は定刻通りに終わり、三日目の戦略会議が始まってから8時間が経過していた。
「どの企画も素晴らしい、しかしもう一歩踏み込んだものが欲しいな」
 白熱する会議の様子を見ながら、ガネーシャは嘆息した。
 
「ガネーシャ様、お電話が入っております」
「ふむ、会議中に君が持ってくるということは急用かな?」
「M様です」
「もしもし、ガネーシャです」
 秘書が名前を告げたと同時にガネーシャは電話に出る。相手はガネーシャカレーの繁栄を裏から支えている組織の一つ【MDI】の代表、通称『M』だ。
「はい、はい。はい?ええ、えええ?」
 ガネーシャの奇声に会議の声が止み、全員の目が注がれる。
「わ、分かりました」
 通話を終了したガネーシャは注がれている視線を一通り返してから立ち上がると、渋い顔をしてから宣言する。
「これより、ガネーシャカレーオリジナル戦隊考案会議を始める」

 静まっていた空気が一気にざわつくのが分かった。それも無理はないだろう。
 しかし、次の瞬間には会議の形での声が飛び交っている。
「既存のキャラクター版権を使用したこともないが、成功すれば長期的なイメージ戦略に繋がるはずだ」「いわゆるご当地戦隊に似た形の扱いになってしまっては弱い」「発表と同時にニチアサで放映するくらいのことはせねば」「そうなると、今から根回しをしておく必要がありますね」「せっかくだから、メニューも完全新作で」「キャラクターは5人だから、方向性は決めやすいな」

 結局会議の場では、既存のキャラクターとのタイアップではなく、オリジナルキャラクターと商品をパッケージとして開発するところから進まず、まずはキャラクターの開発から始めることで終了した。

「で、俺にその戦隊とやらを考えろと?」
 会議が終わったあと、ガネーシャはオオクニヌシを呼び出して戦隊のことを伝えた。Mからの会話から真っ先に連想されたのが、子供向けの戦隊ものからは程遠いはずのこの男だった。
「ああ、もともと君はわが社のイメージキャラクターとして入社した。それ以来君の裁量に任せてPR活動を行ってもらっている、今回の企画はその延長だと思ってもらいたい」
「ふむ、承知した。戦隊ものについても、もらった資料で把握した」
「頼むぞ、予算のことは考えなくていいから」

「戦隊ものは3人から5人で、イメージカラーに合わせた設定をもたせる必要がある。そして、あの会社のイメージキャラクターは俺」
「つまりオオクニさんが着せ替えすれば済む話ですね!」
 ガネーシャの命令を受けたオオクニヌシは、早速具体的な戦隊の案を練り始めていた。小刀で鋭く削られた鉛筆をくるくると回しながら資料で得た情報を脳内でまとめていく。
「これまでに作ってもらった衣装が、紫、青、緑。見事に寒色揃いだ」
 ガネーシャの話から自分が戦隊に組み込まれていることを察したので、脳内のメンバーも自分中心のものから組み合わせ始める。
「いいじゃないですか!
 クリアオオクニ、ブラックオオクニ、ブルーオオクニ、パープルオオクニ、オオクニグリーン!」
 ピカピカした顔で言う同居人の言葉が耳に入ると、手にした鉛筆をくるりと筆に変えてさらさらとイメージを描く。
「これでは、常に一人しか露出できないしなぁ」
「これ!最高じゃないですか!露出!!」
 オオクニヌシから絵を奪い取ったまま後ろむきに倒れる同居人を左手で支えながら、5色5体の棒人間にいろいろなポーズを取らせた絵を描いていく。
「やはり、あいつらに声を掛けるか」

 それから海を越え山を越え、雲の上の神域を渡り、田植えを手伝い、お祭り巡業をしたりして、かつての仲間たちを集めた。

「辛さの中にうまみが踊る!ウズメレッド!」
「海千山千!お肉とお魚!ウミヤマブルー!」
「香り際立つスパイス!イザナギイエロー!」
「カレーと言えばご飯でしょ!クシナダグリーン!」
「福神漬け!大國パープル!」

「「「「「カレーの国はわれらが守る!新和神レンジャー!!」」」」」



おまけ

「福神漬け!!!」
「一人だけ漢字で名乗ってない?」
「普通集めた人がリーダーなんじゃないの?」
「なぜか僕らだけ二人で一役なのに、誰からもなにも言われないのはなんでだろう」
「それは言わない約束だよ、兄さん」
「私はそろそろ帰るぞ、あまり地上にいると見つかってしまうからな」

「おかしなことを頼んですまなかったな。だが、助かった。
 これは貸しにしておいてくれ」

「カレーをたくさんありがとう。あとでご近所さんに配るお手伝いよろしくね」
「今度は自慢の舞も披露させて欲しいわね」
「今度は二人組のヒーローを用意して欲しいな」
「そうだね!」
(あなた、そこに、いるの?)
「いかん、もう気づかれたようだ。では!」

「また、来月頼むぞ。撮れ高が足りないからな!」



ネタパクリ元様からは許可取ってますから!!
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